場面別フロー | たたき台
白うめ塾 | 現場ノート 第1版(手元用・横版)
2026-05-15 / ファシリテーター:すぎちゃん
この資料の使い方
今回のセミナーで話した内容のたたき台です。 各場面に「
こう動く
(叩き台)」「
出た話
(セミナーで合意したこと・出た意見)」「
考えてほしいこと
(塾全体で決めていく論点)」の3つを載せています。 叩き台どおりで合っているか、修正したいところはどこか、塾全体で話し合うベースとしてお使いください。
01
アレルギー・食べ物事故
緊急 高 × 影響 大
状況パターン
おやつの時間に、食べた後でじんましん/呼吸苦が出てきた
給食的な食事提供の時間に、食物アレルギーが発症
イベントやお祝いで持ち寄ったお菓子を子供が食べてしまった
子供同士で「これあげる」とおやつを渡しあっていた
こう動く
その場で
スタッフ
症状確認+エピペン有無
▶
5分以内
責任者
119(必要時)+親へ電話
▶
同時
責任者
搬送可否・宗教等の確認
▶
当日中
責任者
現場対応の総括
出た話
すぎちゃん
判断する暇はない。判断する暇があると思って5分佇んでしまうのが一番危ない
メモ
3人くらいなら覚えられるけど、人数が増えるとスタッフ全員が頭に入れるのは現実的に難しい
考えてほしいこと
そもそも
現場でアレルギー食を与える時間はある?(おやつ・給食・持ち寄り)
アレルギー情報の元
は? 幼稚園経由で共有してもらう/塾で同意書を取って自前収集
リストの可視化
は? 全スタッフが見られる場所はどこ(紙掲示・LINE固定・クラウド)
エピペン
を預かるか? 保管場所・誰が打てるか
「
起こさない仕組み
」と「
起きた時の動き
」は別々に決める?
02
体調不良(発熱・嘔吐・腹痛)
緊急 高 × 影響 大
状況パターン
授業中に「お腹痛い/気持ち悪い」。検温したら38度
検温したら37度ぎりぎり、でも明らかに元気がない(目視で悪そう)
嘔吐してしまった。他の子も近くにいる
37.5度ある/微熱で本人は元気だが、保護者によって判断が変わる
こう動く
その場で
スタッフ
検温+症状確認
▶
10分以内
スタッフ
親に電話+お迎え依頼
▶
同時
責任者
状況共有
▶
お迎えまで
全員
(嘔吐時)他児の隔離・感染対策
出た話
合意
「もう少し様子見ましょうか」は禁句/親判断に委ねる前提で即連絡
合意
お子さんの対応は全員で「同じ基準」で統一する(A君はOK・B君はNGで不公平にしない)
すぎちゃん
「悪そうの定義」は人によって変わるので、線引きが難しい
メモ
2人で20人見ているとき、嘔吐した子の隔離スタッフが物理的に足りない
考えてほしいこと
連絡ラインの数字化
:何度から電話する? 37.5度/38度/嘔吐回数/元気度の掛け合わせ
本人元気+熱なし+顔色悪い、の場合は連絡する?
嘔吐時の隔離
:人数が足りないとき、運用を変えるか/スタッフを増やすか(仕組みレベル)
マスクで帰宅させていい? 徒歩通園の子の帰路も統一する?
03
お迎え遅延・代理迎え
緊急 高 × 影響 大
状況パターン
面識のない人が「お迎えに来ました」と。名前プレートも事前連絡もなし
面識のある祖父母が、名前プレートを忘れて来た
「父です」と名乗る人。スタッフは父の顔を知らない
両親が不仲・離婚協議中。本来の保護者でない方が引き取りに来た
こう動く
その場で
スタッフ
「お名前プレート、ありますか?」と確認
▶
その場で
スタッフ
プレート+顔+子供本人で照合
▶
不明な時
スタッフ
子供に「今日◯◯ちゃん来るって聞いてる?」と確認
▶
結果出次第
スタッフ
必要なら親へ電話確認+責任者に共有
出た話
合意
日頃から「お名前プレート(首掛け式)」を付けてきてもらうのが基本(入塾時に周知)
合意
顔がわかる人(園長・知っている祖父母など)は例外OK
合意
プレートなし/不明な時は、子供本人にも口頭確認を必ず入れる
すぎちゃん
両親不仲・離婚絡みは塾側でコントロールしきれない。「名前プレートを必ず付けてきてください」と日頃から周知するしかない
考えてほしいこと
名前プレートを忘れた
ときの原則:渡さないでいいか/例外条件は?(クレーム可能性あり)
顔認識の範囲
:誰までを「例外OK」とするか(園長/親の兄弟/祖父母)
両親不仲・離婚絡みのケース
:園との情報共有はどこまで?
子供が「パパとママの仲が悪い」と言った場合、聞き続けるか線引きするか
04
子供同士の喧嘩(噛みつき・引っかき)
緊急 高 × 影響 大
状況パターン
トラブルで片方が引っかかれて泣いている(少し赤くなった程度)
顔(目の前など)に引っかき傷が残った
噛みつき/殴った/蹴ったが、目視ではあざも出血もない
体操やプール等のスポーツ中、ぶつかって出血
こう動く
その場で
スタッフ
ケガの程度確認+応急処置
▶
当日中
責任者
両家に同じ温度感で連絡
▶
同時
スタッフ
記録に残す
▶
後日
責任者
傾向があれば運用見直し
出た話
塾長
有事の際は
相互に伝える
。結果として今は親同士の繋がりで伝わってしまうから、片方に黙っていると逆に不信感になる
すぎちゃん
「喧嘩が起きたら有事」「形に残るもの(あざ・痕)が出たら基準値」「両家に伝える」を支持
メモ
幼稚園側は「子供のしたことだから」と省略するケースもある。塾は塾でルールを決めて運用していい
考えてほしいこと
「有事」の定義
:血が出たら/怪我が残ったら/喧嘩自体/泣いたら、どこから親に連絡するか
「気付かなかった」傷は誰の責任範囲?(外部講師時間も含めて)
幼稚園側の対応とずれたとき、親への説明はどうする?
頻発する子(やる側/やられる側)への個別対応の線引き
05
外部講師との情報伝達漏れ(サッカー事案と同構造)
緊急 高 × 影響 大
状況パターン
外部講師の時間にトラブル発生 → 親からクレーム電話(今回のサッカー事案)
外部講師の時間に、子供が活動に参加せず教室に座っていた
外部講師から塾への報告がなく、後から親経由で発覚
外部講師が複数人いる時間(サッカー・プール・チア等)で、誰が連絡係か曖昧
こう動く
受電後30分以内
受電者
外部講師に連絡・事実確認
▶
当日中
外部講師
or塾側から親に折り返し
▶
同時
受電者
「事実確認中・本日中回答」と親へ伝える
▶
当日中
責任者
全体共有(LINE)
出た話
合意
外部講師に聞く前に親へ説明しない。事実確認ゼロで話すと、後で矛盾が出る
合意
連絡ツールはLINEで講師グループ+全体グループの2層
すぎちゃん
事実確認が一番大事。「ずっと教室で佇んでいた」のと「何度も声掛けして本人が拒否した」のとでは、印象が全然違う
すぎちゃん
スタッフが足りなくて見られなかった、なら「人を増やす」根本対応の判断を上に渡す
考えてほしいこと
外部講師の連絡先一覧
:全員分・全スタッフが見られるか?
連絡時間帯ルール
:19時以降は連絡しない/緊急時は何時でもOK/講師ごとに違うか
複数講師の連絡係
:サッカー/プール/チア…誰が窓口? 兼任は可能?
責任範囲
:外部講師の時間中、誰がどこまで見るのが正解か(スタッフが横で常駐?)
命に関わらない苦情系は、19時以降は翌日対応でOKか
06
保護者クレーム電話
緊急 高 × 影響 大
状況パターン
親から電話。怒っている/「説明してほしい」と強く言われた
LINEで「これどうなってるの?」と問い合わせ(時間外も来る)
多いのはバス関連
(園バス)への外部からのクレーム(会員さん以外も)
声の大きい一部の親からのクレーム(全体の総意ではない可能性)
こう動く
受電中
受電者
「お話を伺います」と受け止める
▶
受電中
受電者
「事実確認の上、本日中に折り返します」と約束
▶
受電後すぐ
受電者
責任者に引き継ぎ
▶
折り返しまで
責任者
当該講師・関係者へ確認
出た話
合意
受電者は「答える」のではなく「受け止める+折り返し時刻を約束」が仕事。即答するとひっくり返る
塾長
電話・LINEとも、クレーム自体はあまり来ない。来るのはバス関連の外部からが多い
すぎちゃん
サイレントクレーム(黙ってやめる)の方が怖い。退会率の数字でも見ていく必要
考えてほしいこと
電話受付時間帯
:何時から何時まで? 時間外の電話・LINEは誰がいつ見る?
受電者が「その場で答えていい範囲」はどこまで?(退会・金額・契約の話は即答NGなど)
バス関連クレーム
の窓口は塾側?園側? 塾で受けたとき園にどう引き継ぐ?
声の大きいクレーマー1人と全体多数の意見をどう見分けるか
07
運動中の軽い怪我
緊急 中 × 影響 中
状況パターン
体操やサッカーで転んで擦り傷・打撲。出血は少量
頭を打った(軽そうだが、本人は元気)
骨折/捻挫の可能性がある(腫れ・痛がる)
子供同士のぶつかりで、噛みつき痕・引っかき痕が残った
こう動く
その場で
スタッフ
消毒・冷却・絆創膏
▶
お迎え時
責任者
親へ口頭+メモで報告
▶
当日中
スタッフ
記録に残す
▶
後日
責任者
傾向があれば運用見直し
出た話
合意
「報告するほどでもない」と思った瞬間が一番危ない。軽傷でも親に伝える
すぎちゃん
骨折のような大きな怪我まで含めて「怪我はつきもの」と入塾時に伝えておくのが大事(スポーツやるなら起こりうる)
すぎちゃん
頭打ちは「軽い怪我」に含めない、を一つの基準として提案
考えてほしいこと
「軽い/重い」の境目
:頭打ちの扱い/出血量/止血時間/あざ・腫れの有無
入塾時の通達
:「スポーツ系は怪我のリスクがあります」と書面で同意取るか
軽傷の親への伝え方:その場で電話/お迎え時にまとめて
骨折・救急搬送が必要な怪我の判断ライン
08
SNS・写真の取り扱い
緊急 低 × 影響 大
状況パターン
イベント/日々の活動で、塾公式SNSに子供の写真を投稿したい
保護者がイベント写真をSNSに投稿。別の保護者から「やめてほしい」と
事情があり、SNSに写ってはいけない子(家庭の事情・特定リスク)が映り込んだ
過去にSNS・ネットに上がった写真は基本「消せない」
こう動く
当日中
受電者
責任者に状況共有
▶
当日中
責任者
対応方針を決める
▶
判断後
責任者
必要なら該当親へ相談連絡
▶
後日
責任者
入塾時通達の見直し
出た話
合意
スタッフ単独で親へ削除依頼しない。必ず責任者を経由
現状
入塾時に「SNSに上げないように」と通達はしている
すぎちゃん
本音は
「親にバンバン上げてほしい」
。塾の認知・紹介に直結する強い集客手段。一方で、ご家庭の事情で写ってはいけない子もいる、というのも理解
すぎちゃん
写りたくない子に
バッジ・首タグ・帽子等の目印
を付け、写った場合はモザイクをかける運用の提案あり
考えてほしいこと
そもそもの方針
:親のSNS投稿を「NG」のまま維持/「条件付きでOK」に切り替えるか? 集客と保護のバランスをどう取るか
もしOKに切り替えるなら
:写したくない子の目印(バッジ・首タグ等)は採用する?
入塾時の通達
:書面・既読・署名などで「量証」をどう取る?
塾公式SNSの方針:何を上げる? 顔は出す/出さない?
過去に上がった写真の扱い(消せない前提でどう運用するか)
09
持ち物紛失・取り違え
緊急 低 × 影響 中
状況パターン
水筒・帽子・上履きなどがなくなった/別の子のと入れ替わっている
高価なもの(ブランド品の上着など)が紛失
名前の書いてないものが拾われた
こう動く
その場で
全員
5分上限で探す
▶
5分後
スタッフ
責任者に共有
▶
お迎え時
スタッフ
「捜索中です」と親へ連絡
▶
翌日まで
スタッフ
見つかり次第連絡
出た話
合意
「あとで探しておきます」は禁句。お迎え時に「まだ探しています」と言える状態に
メモ
セミナーでは時間の都合で深掘りできず、現状の動きベースで叩き台にしてあります
考えてほしいこと
探す時間の上限(5分?10分?)/お迎え時の伝え方の統一
名前のないものの取り扱い/高価品の紛失時の責任ライン
持ち物リスト・名前付けのルール(入塾時通達と連動)
10
親同士のトラブル(送迎時の口論)
緊急 低 × 影響 中
状況パターン
送迎時間に、親同士が言い合いになっている
子供がその場で見ている/いない
明らかに片方が一方的に怒っている/両方が興奮
こう動く
その場で
スタッフ
「お子様の前なので別の場で」と物理的に距離をとる
▶
分離後
スタッフ
子供を中に避難
▶
当日中
スタッフ
責任者に報告
▶
後日
責任者
必要なら個別に話を聞く
出た話
合意
どちらの肩も持たない。仲裁ではなく分離が仕事
メモ
セミナーでは時間の都合で深掘りできず、現状の動きベースで叩き台にしてあります
考えてほしいこと
子供がいる前で距離を取る方法(声かけのフレーズ統一)
事後に個別ヒアリングするか/放置するか
頻発するご家庭への対応(個別配慮)
この資料の扱いについて
このフローは、セミナーで話した内容を
たたき台
としてまとめたものです。
塾のみなさんで一度見ていただいて、
「ここはこう動く」「ここはまだ決めきれない」
を話し合っていただけたらと思います。
決まったこと・修正したいところを共有いただければ、すぎちゃん側でブラッシュアップして
「場面別フロー 確定版」
としてお渡しします。
白うめ塾 | 場面別フロー 第1版 / すぎちゃん
2026-05-15